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天候異常や雷雨の増加など

2024年9月26日

ここ数年、「いきなり空が真っ暗になる」「短時間で道路が川みたいになる」「雷が近くで鳴り続ける」――そんな日が増えたように感じます。季節の風情というより、生活のリズムそのものを揺らす“天候異常”が、私たちの日常に入り込んできました。

雷雨やゲリラ豪雨が厄介なのは、予測しづらく、変化が急なことです。天気が崩れる前後は、気圧・気温・湿度がめまぐるしく動きます。体はこの変化に合わせて調整しようとしますが、追いつかないと不調として表に出やすくなります。

たとえば、こんなサインはありませんか。

頭痛が増える、眠りが浅い、だるい、肩や首がこわばる。喘息や咳が出やすい。胃腸が落ち着かない。気持ちがそわそわする、疲れが抜けない。天候の影響は「気のせい」で片づけられがちですが、体が“変化に対応して頑張っている”結果でもあります。

対策の基本は、天気を変えようとするのではなく、こちらの受け身を上手くすることです。

  • **天気予報は「雨が降るか」より「いつ急変するか」**を意識して確認(雨雲レーダーや警報・注意報の通知を活用)

  • 冷えと湿気のダブル対策(薄手の羽織、靴下、首元を守る/汗をかいたら早めに着替える)

  • 水分と塩分は“先回り”(喉が渇く前に少しずつ)

  • 頭痛・喘息など持病のある方は、悪化しそうな日に備えて薬や吸入薬を切らさない

  • 雷のときは無理をしない(屋外での移動を急がない、木の下や開けた場所を避ける)

当院としても、悪天候の日ほど「安全に来院できるか」が最優先だと考えています。無理に急いで転倒したり、びしょ濡れで冷えたりすると、別の不調につながることもあります。状況によっては、来院時間の調整や別日のご提案など、できる限り柔軟に対応いたしますので、気になるときは遠慮なくご連絡ください。

天候が荒れるほど、体も心も“気づかない疲れ”が溜まりやすくなります。変化の激しい時代に合わせて、こちらも賢く、やさしく、自分を守っていきましょう。スタッフ一同、いつでもお待ちしています。