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花粉症と漢方薬

2021年2月6日

みなさまこんにちは。

木曜日診療担当の今野です。

 

今回からはアレルギーや花粉症、つらい鼻漏などに効く漢方薬を取り上げていきたいと思います。ひとつめは小青竜湯です。

 

花粉症のお薬と言いますと、特に一昔前の抗アレルギー薬で「眠気」が問題になることが多く、日中の仕事や運転に差し支える、という大きな問題がありました。

 

西洋薬ではアレグラや数年前に出たビラノアなど、眠気の少ない抗アレルギー剤がありますので、だいぶ状況は改善されました。しかし漢方薬にも花粉症に効くものがあります。全く眠気は起こりません。

 

小青竜湯は、どちらかというと水のような鼻汁が出る方が主な対象になります。鼻が詰まっていたり、熱のこもったような感じがある方にはあまり小青竜湯は効きません。むしろ清熱剤という、熱を冷ます働きのある漢方薬が用いられます。

 

このあたり、症状を詳しく医師に伝え、小青竜湯を使うのか、または次回以降取り上げるような別の漢方薬を使うのか、あるいは西洋薬を使うのか、相談されるのが良いと思います。

それではまた。